「くすり」の有効性と安全性を人を対象に調べる試験のことを「臨床試験」といいます。その中でも国(厚生労働省)から「新しいくすり」として認めてもらうために行う臨床試験のことを「治験」といいます。
現在、東京都健康長寿医療センターで実施している治験には次のようなものがあります(令和5年2月9日現在)。 参加を希望する患者様は目的や方法についての説明を十分に受けていただき、理解・納得されたうえでの同意が必要です。
疾患名 | 診療科 | 受付 |
---|---|---|
アジテーション症状を伴うアルツハイマー型認知症 | 精神科 | 組み入れ終了 |
糖尿病黄斑浮腫 | 眼科 | 組み入れ終了 |
重症心不全 | 心臓血管外科 | 募集中 |
プレクリニカル期アルツハイマー病(発症前) ※図表名称:AHEAD試験 | 脳神経内科 | 募集中 |
プレクリニカル期アルツハイマー病 ※図表名称:AACM試験 | 脳神経内科 | 募集中 |
アルツハイマー病による軽度認知障害または軽症認知症 ※図表名称:CELIA | 脳神経内科 | 募集中 |
アルツハイマー型認知症 ※図表名称:MK-1942-008 | 脳神経内科 | 募集中 |
治験に参加するには、参加基準があります。希望されても参加基準に合わなかったり、予定の人数に達していた場合には、ご参加いただけないことがあります。
「新しいくすり」は
などの目標を持ち開発されています。「新しいくすり」が世の中に出るまでには次の過程をとおります。
治験を行う施設は
などを満たしている必要があります。
治験では、「くすりの候補」を人に使うことになるため、治験に参加していただく方の人権や安全が最大限に守られなくてはなりません。それと同時に、「くすりの候補」の効き目と安全性を科学的な方法で調べる必要があります。 そのため、治験を行うには厳しいルールが国(厚生労働省)によって定められています。そのルールは「医薬品の臨床試験の実施の基準」(GCP:Good Clinical Practiceと呼ばれています)といいます。 このルールに基づいて、製薬会社も病院も治験を行っています。
東京都健康長寿医療センターでは、患者様の安全性を守りながら適切に治験が行えるように、いろいろな医療スタッフが活動しています。その中心となり、治験がスムーズに進むように調整していくのが治験コーディネーターです。
治験コーディネーターは治験に参加している患者様に対して次のような仕事をしています。
治験コーディネーターは、治験事務局に常駐しています。ご質問等がございましたらお気軽に治験事務局へお越しください。治験情報コーナーは定期的に新しい情報をお伝え致します。
東京都健康長寿医療センター研究倫理委員会委員名簿(令和5年4月1日現在)
東京都健康長寿医療センター治験審査委員会委員名簿(令和5年4月1日現在)
令和5年度
令和4年度
令和3年度
令和2年度
平成31年度
平成30年度
平成29年度
平成28年度
平成27年度
平成26年度
平成25年度
平成24年度
平成23年度
治験PET検査における他の医療機関からの被験者情報を電子的に入手するための標準業務手順書
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地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
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