研究部長 大渕 修一
本研究チームは、要支援・要介護状態にある高齢者や後期・超高齢期高齢者における生活機能、精神的健康状態、生活の質、そして生活環境向上に資する研究の実践と社会への成果還元をチーム研究の目的としています。3つの研究テーマ、「デジタル高齢社会研究」、「医療・介護システム研究」、そして「ソーシャル・インクルージョン研究」について研究活動を行っています。
チーム研究のゴールは、①ウエアラブルウォッチなどによる日常生活のモニタリングによる身体的フレイル・認知的フレイルの早期発見、②医療・介護保険レセプトデータベースと自治体の介護ニーズ調査などの分析を通じた、地域包括ケアシステムへの提言、③複雑困難状況にあり、社会的に周縁化されやすい高齢者に焦点をあて、彼らを支援するために必要なフォーマルサービスのあり方を明らかにすることです。
チーム研究の遂行を通じて、研究所・チームのミッションである高齢者の地域生活支援に資するべく、学術・実務の両面にわたって学際的な研究活動を展開しています。