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症状はすべて一例です。病気を断定するものではありません。
脳卒中は、色々な神経症状が、突然発症します。症状は、脳出血や脳梗塞の場所や大きさにより異なります。以下のような症状が、急に出現した場合、脳卒中の可能性がありますので、すぐ病院に受診するようにしましょう。
意識・障害: 突然、反応が悪くなり、呼びかけても返事をしない、などの症状が出現した場合。
頭痛・吐き気: 脳は、原則として脳自身の感覚神経を持たず、脳の疾患では基本的に頭痛は感じません。しかし、くも膜下出血と脳内出血の一部では、頭痛で発症します。突然発症した激しい頭痛の場合、しかも、吐き気を伴っている場合には、脳出血の可能性があります。
半身麻痺・感覚異常: 上下肢に突然、力が入りにくくなった場合(片麻痺)、脳卒中の可能性があります。多くは、片半身の麻痺をきたしますが、場合によっては、四肢麻痺や上肢のみ、下肢のみの麻痺の場合もあります。半身の感覚障害、しびれなどが起こる事もあります。
ろれつが回らない: 言語障害もよくおきる症状です。突然ろれつが回らず、うまくしゃべれない、言葉がでにくい、言葉の意味がわからないなどの症状が出現した場合は、脳卒中の可能性があります。
ふらつき・めまい: 突然の歩行時のふらつき。いままで安定していた歩行が、急にうまくいかなくなりバランスが取れなくなった場合。めまいは脳幹や小脳の梗塞で起こります。
発熱、咳、たん、息切れといった症状が出ることが多いのですが、ご高齢になると、いつもより元気がない、食欲がない、といった違いしかないこともあります。高齢者の肺炎はほとんどが「誤嚥(ごえん)性肺炎」です。誤嚥性肺炎は、食事や飲み物をうまく飲み込めず、肺にこれが落ち込んで肺炎になる、と誤解されていますが、むしろ「不顕性誤嚥」といって、夜間に口のなかのばい菌を含んだ唾液が知らず知らずのうちに肺の中にたれ込んでいき、肺炎を引き起こしてしまう場合が多いのです。
高齢者で肺炎を起こしやすいのは、特に以下のような方々です。
誤嚥を防ぐのは難しくても、肺炎を防ぐことはある程度できますので、ご遠慮なく当科外来におこしください。
階段を上がったり、坂道を登るなど、労作時に決まって胸が痛くなる、しめつけられる、などの症状が出現する場合は狭心症が疑われます。肩が痛くなる、顎が痛くなる、など様々な症状が現れる場合もあります。狭心症は放置しておくと心筋梗塞を起こし、命にかかわる重篤な事態となる可能性があります。このような症状に心当たりのある方は、ご遠慮なく、当センター循環器内科においで下さい。
心筋梗塞の症状は、胸に痛みを感じ、呼吸困難や吐き気、冷や汗などを伴います。
また、安静の状態で30分以上胸の痛みが持続する場合は急性心筋梗塞を強く疑われます。
急性心筋梗塞は直ちに適切な治療を受けないと致死性不整脈、ショックなどにより致命的となる可能性が高い、非常に危険な病気です。このような症状を自覚された方は夜間・休日を問わず、救急要請し、御来院下さい。当センター循環器内科は24時間緊急カテーテル検査を行うことができる体制をとっています。
心臓は1分間に60~70回、規則正しいリズムで収縮を繰り返しています。運動をしたり、驚いた時には脈拍が速くなりますが、そうした原因もないのに、脈拍が速くなったり、遅くなったり、リズムが乱れることがあります。こうした心臓のリズムの異常を「不整脈」といいます。
「何もしていないのにフラッとする」「急に意識がなくなる。(つまり失神)」などの症状がある場合は、もっとも危険で一時的に心臓が止まっているか、または極端な頻脈が起こっている可能性があります。失神症状が出た場合は、できるだけ早く病院を受診して、その原因を調べてもらい、治療を始める必要があります。
また、脈が遅くなりすぎて、心不全を起こしている場合も可能性があります。この場合、ペースメーカー治療が必要になることがあります。
心当たりがある方は、当センター循環器内科を受診してください。