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症状はすべて一例です。病気を断定するものではありません。
東京都健康長寿医療センターは大腸がん・胃がん・前立腺がん・肺がんの東京都がん診療連携協力病院の認定施設です。
当センターは、東京都がん診療連携協力病院設置要綱で定められた指定要件をみたし、平成24年4月1日より大腸がん、平成28年4月1日より胃がん・前立腺がん、令和3年4月1日より肺がんについて、東京都がん診療連携協力病院に認定されています。
脳腫瘍には、生命には関わらないで治癒が見込める良性腫瘍もありますが、「がん」と変わらない悪性の経過をたどる脳腫瘍も少なくありません。発生部位の神経を障害して、半身の麻痺やしびれが徐々に悪化したり、言葉が出にくい、見えにくい、などの色々な症状で気付かれることがあります。
肺がん初期は無自覚で判定がしにくいといわれますが、たしかに微妙ではあるが普段と違う症状もあるといわれてます。それは基本的に風邪に似た症状なのですが、なかなか治らない、風邪のときと違うところが痛む、痰が強い、しつこい、まただるくはないのに乾いた咳が続くといった場合呼吸器系のいつもと違う感じの症状は、危険信号です。
特にタバコを吸った経験がおありの方は、少なくとも1年に1回は検診を受けるように心がけましょう。
乳がんは40代から50代の女性に多いがんですが、最近は高齢者の乳がんが増えています。胸にしこりがある、乳頭から血液のようなものが出た、乳房が痛むなどの症状がある場合は、躊躇せずに病院で検査を受けてください。乳がんは早期発見できれば、乳房を切除せずに治療が一般的になっています。
大腸がんの症状は、大腸のどこに、どの程度のがんができるかによって異なりますが、血便、下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、原因不明の体重減少などが多い症状です。中でも血便の頻度が高いのですが、痔(じ)など良性疾患でも同じような症状がありますので、早めに受診することが早期発見につながります。
胃がんは、早い段階で自覚症状が出ることは少なく、かなり進行しても無症状の場合があります。代表的な症状は、胃の痛み・不快感・違和感、胸焼け、吐き気、食欲不振などがありますが、これらは胃がん特有の症状ではなく、胃炎や胃潰瘍の場合でも起こります。検査をしなければ確定診断はできませんので、症状に応じた胃薬をのんで様子をみるよりも、まず医療機関を受診し、検査を受けることが重要です。
前立腺癌は加齢とともにその発症率が上昇します。最近は急速に高齢化が進んでいますが、それに伴って、前立腺癌の患者さんは急増しています。
前立腺癌の症状は前立腺肥大症と似ています。トイレが近い、尿の勢いが悪い、切れが悪い、残尿感などです。したがって、症状だけでは癌かどうかの区別はできません。前立腺がんの早期発見に重要なのは、PSA検査と呼ばれる血液検査です。50歳を過ぎた男性は年に1度はPSA検査を受けましょう。当センター泌尿器科へご相談ください。
「がん」は心臓病や脳卒中とともに、わが国の死因トップ3にあげられていますが、年齢に関連した病気、つまり高齢ほど多い病気でもあります。
しかも、わが国では急速に高齢化が進んでおりますので、これからは、「いかにがんを克服するか」ということに加えて、「いかにがんとつき合うか」ということが大きな問題になります。
当センターと併設する研究所では、高齢者がんの研究を進めております。がんの疑いがあると診断されている患者様はご遠慮なく当センターにご相談ください。
がんやがん治療に伴う様々な苦痛(痛み・しびれ・だるさ・吐き気・息苦しさ・眠れない・気持ちがつらい...)を積極的に和らげ、皆様の生活の質(Quality of Life)の 向上を目指す医療が、緩和ケアです。当センター緩和ケア内科においては、疾患や病期の区分をもたず、"すべての患者さま・ご家族が、苦痛を感じた時が緩和ケアのはじまり"ととらえ、より良い療養生活のお手伝いを積極的に行います。