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症状はすべて一例です。病気を断定するものではありません。
1年前に比べてもの忘れが増えた、財布や鍵など物を置いた場所がわからなくなることが多い、5分前に聞いた話も思い出せなくなった、同じことを何度も言う、今日が何月何日かわからないことが多い、道に迷って家に帰ってこられなくなることがある、お金の管理ができなくなった、不安感が強い、怒りっぽくなった、意欲がなくなったなど、認知症のはじまりによく見られる症状です。また、もの忘れの症状は、脱水状態、うつ病、すい臓がんなど認知症以外の病気でも認められることがあります。日常の暮らしの中で思い当たるところがあるようでしたら、ご相談ください。
骨粗鬆症とは、文字どおり、骨のきめが粗くなりスカスカになる病気です。では骨がスカスカになったらどうなるのでしょうか。そう、骨が折れやすくなります。ですから専門的に言うと、骨粗鬆症は骨がもろくなって骨折しやすくなる病気のことです。
骨粗鬆症の人は、通常では骨折しない程度の日常動作でも骨折するリスクがあります。重症になると、ちょっと重い荷物を持ち上げたり、軽く尻もちをついたり、といった程度でも背骨が折れてしまうことがあります。うっかり転倒して大腿骨(太ももの骨)が折れてしまうと、寝たきりになってしまうこともあります。
骨折してしまう前に、ご自身の骨密度を計測し予防対策をとるためにかかりつけ医や専門外来を受診しましょう。
足の血管がつまり、症状が進行すると、まず冷感、しびれの症状がで、次に歩くと痛むが、休むと治るといった症状に進行します。さらには休んでいても痛くなり、足の色が変わり、キズをつくると治りにくいといった症状がでてきます。
進行すると足先に潰瘍ができたり、足が壊死して切断に至ることもあります。
当センターでは血管再生治療を行っています。患者自身の血液から採取した血管をつくる細胞 (血管内皮前駆細胞)を足の病変部に注射をすることにより、筋肉内の血管を再生し、血流を改善させる治療です。効果としては痛みの軽減、潰瘍の治癒、足切断の回避などがあります。 気になる症状がある方は、まずは循環器内科にご相談ください。
トイレが近い、尿がもれる、夜中に何度もトイレに起きる、トイレまで我慢できない、尿に勢いがない、尿が出にくい、残尿感がある、くしゃみや立ち上がるだけで尿が漏れる排尿トラブルは、命に係わる症状ではないため病院に行くのが先延ばしになりがちですが、QOL(=Quality Of Life 生活の質)の点からみると深刻な問題です。
おしっこのことが心配で、旅行や趣味に取り組めなかったり、自立した生活を妨げる原因にもなりかねません。
当センターでは排尿のお悩みに、総合的に治療とケアを行っています。気になる症状がある方は、躊躇せず当センターのさわやか外来にご相談ください。
関節リウマチは、免疫が自分自身を攻撃することによって関節内で炎症がおこり、関節の腫れ・痛み・動かしにくさが出現します。放置すると、軟骨・骨が徐々に破壊され、関節機能が低下し、趣味や家事や仕事の継続が困難となります。さらに進行すると、基本的な日常生活動作が制限されるようになり、一部の患者さんは寝たきりになります。また、動脈硬化も進行し、心筋梗塞の危険が高くなります。肺病変を合併し肺炎にかかりやすくなる場合もあります。悪性リンパ腫の合併のリスクも上がります。
気になる症状がある方は、膠原病・リウマチ科にご相談ください。手術療法につきましては整形外科にご相談ください。
〜高齢になってから発症する原因が特定できない水頭症(すいとうしょう)〜
【ポイント】
もの忘れ、歩きにくさ、尿もれを起こします。 脳に髄液(ずいえき)が余分にたまり、脳の機能が低下します。 シャント手術によって治療します。 手術後も外来診察を続けます。合併する認知症の治療も必要です。 詳しくは「脳神経外科・特発性正常圧水頭症」のページをご覧ください。
以前は、脳卒中・がん・心臓病、糖尿病などの病気は、「成人病」と呼ばれてきました。しかし、こうした病気の大半が、生活習慣、特に「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等」などの習慣が、発症や進行に深く関与していることが明らかになり、そして生活習慣の改善により、これらの病気の発症、進行が予防できるということから、現在では「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。
生活習慣は、内分泌(ホルモン)、循環器(心、血管)、消化器(歯、胃、腸、肝)、呼吸器などにわたって影響をおよぼします。
当センターと併設する研究所では、高齢者の生活習慣病の研究を進めております。