研究部長 石渡 俊行
本研究チームは病理学の知識と技術を基盤に、老化に伴って発生、増加する老年性疾患の病因の解明と、早期診断法、新たな治療法の開発を目指して研究を行なっています。特に、老化とがんの関係の解明、認知症の発症メカニズム解明、高齢者ブレインバンクを用いた神経病理学的研究を行なっています。ヒトの老化と老年病についての基礎的な研究とともに、臨床に近い医学生物学的研究や病理診断学的研究を行なっている点と、高齢者ブレインバンクなどの公的な研究基盤推進事業を行なっている点が本研究チームの特徴です。本研究チームの研究員の多くは、直接患者さんに貢献する病院業務(病理組織診断、剖検診断、神経内科診療)に参加しており、センターの病院と研究所をつなぐ役割を担っています。また、本チームは数多くの国内外の大学・研究所・病院と日々、共同研究を進めています。