【多様な通いの場の好事例の担い手となりうる住民層に関する調査】
担い手不足は、タイプⅠ~Ⅲのすべての通いの場に共通する課題です。東京都介護予防・フレイル予防推進支援センターでは、アンケート調査とインタビュー調査によって、多様な通いの場の担い手となる住民の特徴や、担い手になりうる住民の特性や背景について明らかにします。そして、調査から得られた通いの場の立ち上げノウハウや成功要因を踏まえて、担い手となる住民へのアプローチ手法などの解決支援策を検討します。
【自治体と医療職との連携状況に関する実態調査】
自治体事業への医療職の関与度合(連携事業:総合事業、一体的実施等、参加頻度、活動における役割、契約関係等)を把握するとともに、今後の専門職の過不足の可能性や医療職に対するニーズとその内容をアンケート調査とインタービュー調査によって明らかにします。
通いの場等の取組に関する評価ソフトウエア(通いの場評価シート)
通いの場評価シートは、区市町村で行われている通いの場等の取組について、PDCAサイクルに沿って推進・評価する際に活用することを想定しています(なお、個々の通いの場の取組を評価するものではありません)。具体的には、PDCAサイクルに沿った6つの局面(①理解、②調査・計画、③体制・連携、④実施、⑤評価、⑥調整
・改善)において留意することが望ましいと考えられるコア項目と、それに付随する小項目をチェックリスト形式でまとめています。小項目は加点評価方式のため、チェックのつく項目数が多いほどPDCAサイクルに沿った取組であることを表します。このシートを取組の各局面で随時活用することで、課題の発見や改善度の確認といったことを行うことも可能です。
通いの場等の取組に関する評価ソフトウエア(通いの場評価シート)
系統的な通いの場づくりのための地域診断の手引き
地域診断の手引きは、令和5年度介護予防・フレイル予防推進支援センター事業において作成された、通いの場の推進に特に関連する項目を整理したものです。地域診断を行う上での最初に確認するとよい項目とその解説をしています。また、東京都介護予防・フレイル予防推進支援センターにデータを提供いただくことで、任意の圏域ごとでのグラフなどでの出力や地図化なども行うことが可能です。
実践事例から紐解く多様な通いの場推進のしおり
多様な通いの場の立ち上げ・継続・展開における課題と行政等からの支援ニーズをまとめた資料です。多様な通いの場の実践事例へのインタビューに基づき、多様な通いの場の推進プロセスを、①立ち上げの背景、②立ち上げ、③継続、④展開というステップに分類し、通いの場の運営者・代表者の大まかな動きと、自治体・地域包括支援センター・社会福祉協議会等が実際に行った支援を整理するとともに、各事例の詳細も掲載しています。今後の、多様な通いの場への支援策を検討する基礎資料としてご活用ください。