患者様へ

院外処方せん

当センターでは、外来で診察を受けられる患者様のお薬は、院外の保険薬局(かかりつけ薬局)で調剤する『院外処方せん』を発行し、会計の際お渡しています。 『院外処方せん』は全国の保険薬局でお薬を調剤してもらうことができますが、有効期限が発行日を含めて4日(土日・祝日を含む)となっていますので有効期限内に保険薬局にお出し下さい。また、都合によりご本人が行けない場合には、代理の方が処方せんを持参されることも可能です。
有効期限の切れた処方せんではお薬は調剤出来ませんので、ご注意下さい。

院外処方せん

かかりつけ薬局

複数の病院や診療科を受診していると、同じ薬が処方されたり、お薬によっては他のお薬と反応して問題が生じる場合があります。それを防ぐためには、同じ保険薬局でお薬の管理をしてもらうことが大切です。このような行きつけの薬局のことを「かかりつけ薬局」といいます。お住まいや勤務先に近いところにかかりつけ薬局を決められると、便利で安心です。

かかりつけ薬局

保険薬局の便利なところ

保険薬局では、処方せんに記されているお薬の詳しい説明を聞くことができます。
・処方せんに記載されたお薬だけでなく、今までに服用したお薬や、現在服用中のほかのお薬(市販薬等を含む)のこと まで考慮して、お薬によるアレルギーや副作用、相互作用について、適切な助言が受けられます。
・院外処方せんは診察終了後に会計で受け取るだけなので、病院内でのお薬の待ち時間はありません。病院の帰りやお仕事の帰りに保険薬局へお持ち下さい。処方せんの有効期限内であれば調剤を受けられます。

都内の保険薬局についてはこちらをご覧ください。

東京都医療機関・薬局案内サービス
https://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq13/qqport/tomintop/

お薬手帳とは

「お薬手帳」はいつ、どこで、どんなお薬が処方されたか、お薬の名前やのむ量、回数などを記録しておく手帳のことです。 お薬手帳をみせることで他の病院や医院などでお薬をもらうときにも、医師・歯科医師や薬剤師に、同じお薬が重なっていないか、またのみ合わせ等、あなたのお薬のことをわかってもらえます。また、薬局でお薬を購入する時、新しい医療機関や救急病院を受診する時、災害にあった時などにも役立つのが「お薬手帳」です。

お薬手帳の使い方
1.病院や医院、歯科医院、薬局に行ったときには、毎回、必ず医師・歯科医師や薬剤師に提出してください。
2.薬局で市販のお薬を買った場合にも、記録してください。
3.病院や薬局でお薬の名前等を書いた説明書を渡された場合は、そのまま貼ってください。
4.お薬について、わからないこと、困ったこと等があるときには、空欄に記録しておきましょう。
5.もらったお薬の記録(薬歴)になりますので、大切に保管してください。

お薬手帳とは

お薬手帳のもらい方
処方せんをもらったら、保険薬局でつくってもらいましょう。「お薬手帳」は無料でもらえます

後発医薬品(ジェネリック医薬品)

ジェネリック医薬品は、厚生労働省が先発医薬品と同じ有効成分・同等の効果があると認めた医薬品です。最初に開発されたお薬は先発医薬品と呼ばれますが、先発医薬品の特許が切れた後に、有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が同じ医薬品として新たに申請され、製造・販売される安価な医薬品です。また、製品によっては大きさ、味、においの改善、保存性の向上等、先発医薬品よりも工夫されたものもあります。後発医薬品(ジェネリック医薬品)を希望される場合は医師・薬剤師にご相談下さい。

入院する患者様へ

当院では、入院中に安全に治療・検査を行うため、普段服用しているお薬の内容(お薬の種類やのみ方)を薬剤師が確認しています。

【お持ちいただくお薬・書類】
処方されたお薬(目薬やシップ、塗り薬を含む)
お薬の説明書
お薬手帳(重要)
詳しくは「入院の手続き」のページをご参照ください。

入院患者様と薬剤師の関わり

入院時
入院患者様、またはそのご家族を対象に、初回面談を行っています。患者様の病態把握や副作用・アレルギー歴などの確認をします。また、持参薬ののみ合わせや服用状況を確認しています。

入院中
それぞれの病棟に担当薬剤師がおり、治療に使われるお薬の説明を行います。また、お薬が適正に使用されているか、お薬による副作用がおこっていないか、持参薬とのみ合わせの悪いものがないかなどを薬剤師の視点から確認しています。

退院時
退院時に持って帰っていただくお薬の薬品名、効能、用法・用量や副作用・アレルギー歴等を文書やお薬手帳に記載しお渡しすることで、退院後の服薬管理を支援いたします。