月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
午前 | 角 稲松 |
稲松 長島 |
角 長島 |
角 稲松 |
角 稲松 |
午後 | 角 稲松 |
角 長島 |
角 長島 |
角 長島 稲松 |
角 長島 稲松 |
放射線治療は、体の外から放射線(X線、電子線)を照射して、病巣を治療します。照射による熱さや痛みはありません。合併症をお持ちの方や体力の低下した方にも可能な治療であり、治療期間や治療方法も選択が可能です。
最近の放射線治療は、放射線治療装置や照射技術、さらには画像診断の進歩により、出来るだけ病巣に限定して治療することが可能となっています。当科においても2021年度に新装置を導入し、画像誘導放射線治療、強度変調放射線治療などの高精度放射線治療が可能となり、より安全に精度の高い治療を行うことが出来ます。
強度変調放射線治療(IMRT)は、2000年ごろより国内に臨床導入が開始されている治療方法です。病巣に放射線を集中し隣接する正常組織への照射を少なくなるよう治療計画を作成します。作成された治療計画での照射により副作用を増加させることなく、より多い放射線を病巣に照射することが可能となります。
前立腺がんや頭頚部がん(耳鼻科領域のがん)、脳腫瘍、肺がんなど全身の病巣に対応し応用されています。当センターで行っている強度変調回転照射(VMAT:Volumetric Modulated Arc Therapy)は、IMRTの応用型で、照射中に放射線の強度を変えながら照射ヘッドを回転させることで治療時間の短縮を図ることが可能となります。
IMRT照射中の照射範囲【動画】(前立腺)
放射線を照射する方向によって、病巣の形状や深さが異なるため、照射する範囲を変化させて放射線量を調整することにより、病巣周囲の正常組織に照射される放射線をできるだけ少なくして病巣に多く(高線量)照射することが可能となります。
白・・膀胱(正常組織)
赤・・直腸(正常組織)
青・・前立腺(病巣)
黄色の棒・・放射線を遮へいする金属板
照射中に黄色の棒(金属板)を動かすことで、膀胱と直腸にあたる放射線の量を少なくしつつ、前立腺により多くの放射線を照射しています。
放射線治療科は、根治的治療から緩和的治療まで多くの患者さんに最適な放射線治療の提供に努めております。
他医療機関から放射線治療の相談を受けています。
骨転移による疼痛緩和目的の放射線治療は、1~2回の外来受診で対応可能です。
放射線治療科部長(診療科長)
すみ みなこ
出身大学 | 熊本大学 |
---|---|
卒業年次 | 昭和61年 |
担当外来/担当診療科 | 放射線治療科 |
資格 | 日本医学放射線学会専門医 日本放射線腫瘍学会認定医 放射線治療専門医 |
放射線治療室のスタッフ