もの忘れを予防するには(その3)

もの忘れを予防するには(その3)

 生涯学習は新しいことを覚えたり、考えるといった知的活動で一番好ましいことでしょうが、毎日勉強をする人はそれ程多くないでしょう(小生も多数派)。楽しんでやる知的活動、知的健康活動について調べてみました。
 まず人気のある囲碁、将棋、チェスはどうでしょうか?これらは盤上遊戯と言いますが「ボードゲーム」の方が一般的でしょうか?
 
ボードゲームをやっている人とやっていない人で比べた研究を数多くまとめて比較した総説論文(システマティックレビューと言います)では、認知症でない段階では、発症予防効果が認められています。
 チェス、将棋、碁いずれも個別に検討され、有効性が出ています。これらを比較しどれがいいという研究はありません。長く続けることが必要ですから、好きでやっていることをこのまま続けていただければいいでしょう。もちろん二つ、三つと多く趣味を持つことはおすすめです。ただし、ゲームには相手が必要です。ゲーム以外の会話やコミュニケーション、終わった後の食事や、一杯などあればさらに効果がありそうですね。相手が病気などでいなくなることも珍しくありません、碁敵はたくさんいればそれに越したことはありませんが、場合によってはオンラインでも楽しむことが超高齢社会では必要な手段といえます。
 盤戯が苦手な人もいます。楽器演奏も有効とされ、クロスワードパズルなども有効率が高い報告もあります。2003年に高名な医学雑誌ランセットに載った使わない脳は縮むといった名言を忘れないようにしましょう。

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