第9話 自分の転倒リスクが分かったときの対処方法①

今日からは、前回のチェック表で、左側の回答に当てはまった場合の対処方法についてお話ししていきます。

1)「 躓く(つまづく)ことがありますか?」 に、はいと答えた場合
つまづきは転倒の始まりで、中国ではつまづくいて手などつくことをを転倒、どたんと転ぶことを卒倒と言って区別します。
つまずくことがあるかたは、4倍以上転びやすくなります。
以下の項目をチェックしましょう。

1)家の中で、置いてあるものにつまずく。

2)気づかない、段差につまずく。

3)カーペットのへりなど、わずかな出っ張りにつま先をとられる。

4)靴のゴム底がひっかかりつまずく。

1)に該当する方
家の中の整理をしましょう。

2)に該当する方
段差の部分に色のついたテープを貼りましょう。

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3)に該当する方
すわったままでかかとをつけたまま、足先が十分上がるか試しましょう。
2㎝以上あがらない方は転びやすいので、足首の柔軟体操、すわったままででのつま先上げ体操、つま先で立つ訓練(3つを各1セット10回、朝夕)をしましょう。

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4)に該当する方
つま先が反り上がった靴を履いてください。ホテルや病院では、ゴム底より革底が歩きやすいでしょう。

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