体を動かす、エクササイズ、スポーツ
最新の認知症の危険因子防御因子のメタアナリシス(多くの質の高い論文の結果をまとめて、リスクの増加、低減が統計的に意味のある因子を、抽出する方法)によれば、(Jin-Tai Yu Paul S Aisen, and Bruno Vellas、J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2020)体を動かす(Physical Exercise)は50歳〜75歳に対して、30%のアルツハイマー病発症のリスク低減が認められています。
運動はなぜ、認知症の予防効果があるのでしょうか?その詳細なメカニズムはまだはっきりとはわかっていませんが、多くの基礎臨床研究から、脳内の出来事、体の出来事、社会的つながりに関する出来事に分けて多くの因子が関与していることがわかってきています。
運動が万能薬と言われる所以と思います。次回はどのような運動をどのくらいやればいいか、についてお話しします。