もの忘れを予防するには(その10)
体と頭を同時に使う(前編)
運動は頭脳の健康に良いことがわかりました。知的刺激も良いことがわかりました。
さて、それなら運動と知的刺激を同時にやったらもっと良いのでは?素人でも考えつきそうです。しかし、実際研究に応用するにはアイデアが必要でした。国立長寿医療研究センターの老年社会学センター長の島田裕之先生は、認知するというCognitionと運動のExerciseを組み合わせた造語Cognicise (コグニサイズ)を考案し、単なる運動に比べ、脳血流、認知機能の改善に優れることを発表し、コグニサイズの指導者も養成して、海外普及も始まっています。
簡単なものは、足踏みをしながら尻取りをする、数を数えながら歩き、3の倍数で両足を広げるなどです。